2018年11月3日に行われた第3回OMACHIロゲイニングに参加いただきありがとうございました。112名の参加者全員が大町の市街地・里山を舞台とした3時間ロゲを無事走りきりました。今回も小さなお子さまからガチンコランナーまで、幅広いの参加者に楽しんでいただけたようでした。
■ 紅葉と白いアルプス
今回は素晴らしい天気に恵まれました。赤や黄色に染まった里山の鮮やかさ。白い雪をいただいたアルプス。そして空の青。楽しんでいただけたでしょうか。この山岳風景と里山の美しさが大町の魅力です。大町が持つこの素晴らしい財産をわずか3時間で浴びるほど感じることができるのが、ロゲイニングのよいところです。
■ 大町のおもてなし
そんな美しい自然に囲まれた街・大町の魅力を、少しでも多く参加者に届けようと、今回は大町縛りでフィニッシュ後のおもてなしや賞品提供をさせていただきました。小さな街ですが意外にも、全国的にも有名なモノが多いですよ。
■ 里山を多く使ったコース
今回のコースコンセプトは「大町の里山」。この里山を集中的に利用するために、写真撮影方式のロゲニングですが、コントロールの約半数はフラッグを使用しています。これにより特徴物の少ない里山の中でも自由にコースを設定できました。フラッグを含めたコースバランスとして、難しすぎず、易しすぎずを狙ってコースを作りました。3個程度は難易度の高いコントロールを用意しました。ここにアタックした方には強烈な印象が残っていると思います。
このOMACHIロゲイニングの主催者は大町市観光協会ですが、イベント自体はスポーツ競技会として設計しており、実力通りの結果が表れることを目指しました。だからといってトップ選手だけにフォーカスしたコースを組むのではなく、ロゲイニング参加者の多様性を考慮したコースにすることを心掛けました。
がんばってコースを作り過ぎた感もあり、そこは少し反省しています。もう少し全体的な得点が伸びるコースにすればよかったと感じています。
■ 2019年のOMACHIロゲ
参加者からの評価もよかったことを受け、2019年もOMACHIロゲイニングを実施する方向で話が進んでいます。コースもこの路線を維持し、3時間コースに加えて6時間コースも作る予定です。6時間コースでは鷹狩山を越えて別の水系にまで入ってしまいそうです。参加者の安全確保の観点から、ソロ参加は3時間のみに制限することを考えていますが、里山を存分に楽しんでいただく予定です。今回のOMACHIロゲイニングで鷹狩山西斜面はかなり使った感があります。来年新しい経験を皆様に提供するために、知恵を絞ったコースに挑戦します。その挑戦自体を私自身が楽しみます。
2019年大会で皆さんと里山ナビゲーションの楽しみをシェアしたいと思っています。参加お待ちしています。
木村佳司