プロデューサー兼プランナー 木村卓哉より

2年ぶりのOMACHIロゲイニングにご参加いただきありがとうございました。抜群の晴天率通りの天気に恵まれ、フィニッシュした皆様の表情から、ご満足いただけたご様子でホッとしています。

【コメント】
今年は3年に一度の芸術祭(北アルプス国際芸術祭)開催中でしたのでアートサイトをふんだんに取り入れ、3時間ロゲにしては広範囲のB4地図のテレイン(競技エリア)としました。ロゲイニングを通して「アートの香り」を感じていただけましたでしょうか? 芸術祭は今月21日まで開催されていますので、
お近くの皆様にはぜひまた訪れていただけたらと思います。(今回マップ外の鷹狩山(東側)の裏側や、大町ダムや七倉ダム方面にもアートサイトがあります)

アートサイトを取り入れたため、街中エリア(信濃大町駅前の商店街)のコントロールが多めとなり(じつは全部は入れていませんが)、また北西方面に独立した形でコントロールを設置することにしました(【151】)

また会場を北側に移したので、今まで使っていない箇所を使おうということで、北東側の山のエリアにも2箇所のコントロールを設置しました(【82】【104】)

これらを踏まえた結果、少しいびつな形のコントロール配置となりましたが、皆様に「ロゲイニング」を楽しんでもらうために、いつも以上に「次にどこのコントロールに行くか迷う」ような得点配置になるようにしました。リザルトを確認すると、コントロールが接近している街中を除けばいわゆる「正解のルート」はなかったかな?と思っていまして、ここは私としては「してやったり」と感じているところです。

ただ全体の最高得点が【1528点】ということで低めになってしまったので、難しい(厳しい)設定にしてしまったことは反省しなければいけないと思っています。とはいえ、どのクラスも得点差が小さく接戦になっており、ゲームとしての楽しさ・面白さは提供できたかなと考えています。

私としての正解は、大枠で地図を捉えると【151】を捨てて北東側or南東側を多く回るが最適解かな?と考えています。走力や登坂力によってきますが、今回のテレインで満点を目指すこと自体が無理と判断して、「捨て」を明確にするのが第一の勝負ポイントだったと思います。局地的には、外側の高得点
コントロールに深入りするかしないかの判断一つで、多方面の平地コントロールの取得に影響がでたと思っています。このへんも私なりの「ワナ」のつもりでしたが、皆様いかがでしたでしょうか?

来年以降もOMACHIロゲイニングを開催していきます。開催ごとに異なる切り口で【大町市】をご覧いただくと共に、ゲームとして競技としてロゲイニングを楽しんでもらえるよう、次回はまた今回以上に知恵を絞っていこうと思っています。ぜひまた来年のご参加をお待ちしております。


11月4日
OMACHIロゲイニング
プロデューサー兼プランナー 木村卓哉